忙しい時にこそ必要な小説の世界観
Posted by admin on 2020年3月28日目まぐるしく変化する暮らしの中に身を置いていると、数週間前にどんなことをしていたか記憶が定かでなくなることがあります。いつでもゆったりのんびりと自分の道を歩いて行きたいと考えていても、それに逆らうように慌ただしく状況が変化することはあるものです。そんな時、読書をすることは心を休めるための重要なことだと感じるのです。本と向き合うことで集中力が増し作品の世界に没頭できるため、いつもとは違う脳の思考回路を使っているような気持ちになるからでしょうか。そのため忙しない状況にある時は、イマジネーションが膨らむような短編小説を好んで読むようにしています。想像することで気持ちが安らかになり、雑念のようにはびこる頭の中の考えを一旦クリアにすることにも繋がるからです。こうした時間を持つことで心も頭も小休憩することができて、全てを整理して新しい気持ちで物事に打ち込めることが出来るのも魅力です。
小説を読むことは、精神的にもよい効果が期待できると思います。今の暮らしから逸脱して作品の世界に浸ってみることで、忘れていた大切なことがふと頭をよぎることもあるものです。時としてこうした不思議な気持ちを体感することで、日々の生活は保たれているのではないかと思う今日この頃です。