読み飛ばしの技術
Posted by admin on 2018年10月25日本を読んでいて、読みが分からない漢字を見つけた時、読み進めるのを中断して辞書をひく時と、「いや調べている場合じゃない!」と先を読みたい気持ちが勝って立ち止まる事ができない時があります。学生時代に英語の長文読解の際、分からない単語があっても深く考えず、それの品詞の種類だけ察知してなんとなく訳して文章を読み進めるべし、と教わりました。その技術が活きているのかもしれませんが、単語の意味が分からなくてもなんとなく要約して読み進める術を、読みたい衝動が先走る時は頭が勝手にそうするように動くのです。
しかしその教えには続きがあって、読み飛ばした単語は後にしっかり調べて頭に入れ、次回同じ単語が出てきた場合は理解できるようにしておく事。英文読解問題は勉強の一環で、試験に合格したい・テストでいい点を取りたいという目標の元行っていますが、読書に関しては野望や目標のために力を高めるものではないので調べるのをサボリがちです。しかし読めなかった事だけは覚えていたりするものなんですね、「あれ?この漢字、前も見たなぁ。その時もこうやって頭を抱えたなぁ」と。それに作家さんって単語や漢字の使い癖がありますから、自分の好きな作家さんが好んで使用する難読系のものは早めに調べておくにかぎるのです。