サービスエリアで出会える“いつもと違う”本
Posted by admin on 2017年2月21日高速道路のサービスエリア(以下SA)などに置かれている本・雑誌の品ぞろいは面白いです。一般的な雑誌はもちろん、“長距離の旅路を飽きさせないため”と“その土地をガイドするため”の二つの観点から選ばれた本・雑誌のラインナップは街中ではお目にかかれない面白味のあるものです。長距離の旅路を飽きさせないために選ばれた本は主に、クロスワードパズルや数独などのトライアル系、雑学・健康知識集などの情報詰め込み系が目立ちます。持ち運びしやすい様に文庫サイズに縮こめられ、あまり質のよくない紙ではありますが、とにかく多くの問題と情報を詰め込んだ暇つぶしのお供なのです。長い旅路に飽きるのは勿論大人だけではありません、むしろ子供たちは常に楽しい事を求める生き物ですがら、車の中で何時間もじっと待つなんて難儀な事でしょう。そこで子供のための暇つぶしの絵本は、即効性のある仕掛け絵本や有名なキャラクターが描かれたものが並ぶのもSAの特徴です。この様に旅路を楽しませる事に特化した本たちは一見の価値ありです、街中の書店では見られない本の並びを夢中になって追いかけてしまうかもしれませんよ。
土地をガイドするために置かれる代表例出版物として販売されているガイドブックでしょうが、注目すべきは自治体が独自作成し無料で配布しているガイドマップです。地図や地域の名所の情報が載った冊子状あるいは三つ折りのそれは、大抵がすぐにゴミ箱いき、しかし私はそれが好きで旅行先で見つけると必ずもらいます。ガイドブックは全国で購入する事ができますが、レジの横などにひっそりと置かれた自治体独自で作成しているそれは、その場所でしか手にすることができない貴重なものだと思うのです。
“いつもと違う”を味わえる旅行、見る聞く食べるはもちろんですが、読み物だって普段はなかなかおめにかかれないその土地特有のものに出会えるいい機会だと思います。