Posted by admin on 2024年12月27日
2024年で映画ゴッドファーザーpart2が公開されてちょうど50年が経ったという記事を目にしました。
ゴッドファーザーはマリオ・プーゾによる同名の小説の映画化作品でPart1からPart3まで続く三部作の映画です。
内容としては、禁酒時代のアメリカで活躍するイタリア系マフィアのお話です。
すごく有名な作品であるのは知っていたんですけど、マフィアの映画と聞いてなかなか見る気が起きなかった映画でした。
けど、本当にいいからって友人に勧められてなんとなく見はじめたら…すぐに引き込まれてしまってあっという間にPart3まで見てしまった映画です。
一作品三時間近くある長尺ですが、そんなこと思わせないくらい内容と映像の美しさに引き込まれます。
登場人物が多いのと、名前がイタリア系とかドイツ系で耳慣れなくて、初見はなかなか誰が誰でわからなくなるんですけどわかったらより楽しめます。
正直内容はなかなか重いですが、カタルシスがすごいうというか。
Part2はゴッドファーザーことドン・コルレオーネの若き日をロバート・デ・ニーロが演じているのですが、本当にかっこいいし、リトルイタリーを舞台とした風景も美しく印象的な作品です。
普通ヒットした作品の続編って、評価が下がる事が多いんですけどゴッドファーザーにおいてはPart2も素晴らしいんです。
Part3はなかなか評価が分かれるところではありますが、わたしは好きですよ。Part3まですべて見てゴッドファーザーだと思います。
ちょうど50周年とのことなので、またゴッドファーザーをPart1から3見返したいと思います。
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Posted by admin on 2024年11月29日
本を読むときは明るくして読みなさい!目が悪くなるわよ!
こんなこと子供の頃よくお母さんから言われた気がします。あんまり守れてなかったのかな……今わたしはすごく目が悪いです……。
読書は明るいところでというのはわかるんですよね。そもそも真っ暗なら文字読めませんし。電子書籍は別でしょうけど。
けどギンギンに明るいお部屋で読書より、薄暗いところで雰囲気よく読みたいときってないですか?
眠くなるまで読書してそのまま寝落ちしたい時だってあるし。その場合できる限り部屋を暗くしていたいんですよね。
そんなときには読書灯が便利です。
スタンド式のが一般的ですが、最近スリーコインズで面白い商品を見つけました。商品名は「LEDクリップブックライト」お値段¥880(税込)です。
スリーコインズで売っているだけでスリーコインではないのですが(笑)その価格に見合った価値があります。
どんな商品かというと、なんと、本にクリップして使える読書灯なんです。
調色や明るさも三段階で選べるし、アーム部分のライトは角度調整も可能。寝る前の読書には本当にぴったりです。
USBでの充電式なので繰り返し使えるのも嬉しいところ。これ考えた人天才です。本当にありがとうございます。
クリップ式だし小さいから別の用途にも使えそうです。ここ最近では一番のおすすめ商品なのでもし興味がある人はスリーコインズへ!
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Posted by admin on 2024年10月31日
SNSで青空文庫で読むことができる作品から抜粋した文章を投稿するアカウントをたまたま見つけ、その中で気になったフレーズがあったのでそのまま読みに行きました。
「ね? 殺しちゃって、ごめんなさい? でも我慢してね。私は、生きている人がこわいの。」という台詞がどんな場面で呟かれるものか気になったんです。
その作品は山川方夫著の「箱の中のあなた」で、上記のセリフを呟いた主人公は観光地に住んでいる30代の女性。
とても奥手で、男性の観光客に声を掛けられただけで首筋まで赤くなり、呼吸さえ詰まってその唇さえ見ることが出来ない彼女は、ぎこちないながらも渡されたカメラを抱えて、ファインダーに彼を「捉え」ます。
ここまでは何の違和感もなく読めますが、ここから少しの不穏の影が現れます。
ファインダーに収めた彼にうっとりする主人公はこの瞬間「はじめて彼を所有することができていた」と感じているのです。
今ここで初めて会ったはずの観光客の男性に、まるで長年恋をしていたかのような反応を示し、催促されるまでシャッターを切ることはありません。
この時彼女が絶望のような決意とは、シャッターを下ろしてその時が終わってしまうのではないと知るのはもう少し後のこと。
主人公はこんなところではなくもっと美しい景色があるのだと、男性を人気のない険しい道へと誘い込んでいきます。
さて、ここからです。道中男性に襲われることは彼女の予想外だったのかもしれませんが、しかし、結果は彼女の思う通りになったと言えるでしょう。
人目につかぬ場所で彼女は手際よく証拠を隠滅し、撲殺した男性の遺体を崖から転がり落としたのです。
カメラだけ手元に残した彼女は、先ほどとった男性の写真を現像し、あらかじめ用意していたフレームに飾ります。
そこで冒頭のセリフです。それに続けて彼女は隠していた様々な男性たちの写真――しかも黒いリボンがかけられた――を幸福そうに眺めたと。
内気で臆病な女が実は殺人鬼だった――よくありそうな展開ではありますが、しっとりとした質感をもった描写が文字にも拘らず写真のようにこの物語の輪郭を彩っているなと感じたものです。
青空文庫で読める作品なので、気になった方はぜひ調べて読んでみてほしいですね。
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Posted by admin on 2024年8月30日
先日、X(Twitter)を眺めていたら興味深いポストが流れてきました。
「本と出会うための本屋『文喫』」なる場所があるという内容です。
なんて素敵なキャッチコピーなのかしらと、そのタイトルだけで心が踊るようです。
良さそうなのでここでもちょっと紹介したいと思います。
本と出会うための本屋『文喫』
住所:〒106-0032 東京都港区六本木6-1-20 六本木電気ビル1F
営業時間: 9:00~20:00(L.O. フード19:00/ドリンク19:30)
入場料: 1,650円(税込) ※土日祝の入場料は2,530円(税込)
※平日朝限定プラン「morning Stroll」入場料1,100円(税込)
URL:https://bunkitsu.jp
――文化を喫する、入場料のある本屋。
とのことで、入場料は掛かりますけど、きっとその価値がありそうです。
店内には文学やコミック含め三万冊の本がある選書室、じっくりと本を吟味できる閲覧室、本について語りあったり打ち合わせのできる研究室、食事と会話を楽しめる喫茶室、企画展示などのある展示室があるようです。
すごいですね。場所も六本木なので全然いけます。
一人でも複数でも楽しめそうです。
めちゃくちゃ興味あるので近々行ってみたいと思います!
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Posted by admin on 2024年7月30日
先日、「行方不明展」なるものに行ってきました。
タイトルからして物騒ですが、本当にあった行方不明事件や失踪した人たちをとりあげたイベントではなく、完全フィクションのイベントです。
このイベントはインターネットで主に活躍をしている怪談作家の「梨」氏がプロデュースしたイベントです。
展示は身元不明の 「ひと」、所在不明 の「場所」、出所不明 の「もの」、真偽不明 の「記憶」といった感じに大まかに4つにわかれていました。
会場へ入ってすぐに、行方不明の人をさがすビラが大量に貼ってあり異世界に入り込んだような気持ちになりました。
もちろんこの張り紙自体がフェイクではあるんですが、数が多くて圧倒されました。
他にも大量のいわゆるガラケーや大きな電話ボックすが設置してあり異様な雰囲気です。
行方不明にかかわる痕跡が展示てあるのですが、ひとつひとつ見ていくとなんとなく物語というかどういうことがわかるようになっています。
フェイクがリアルに侵食してくるような不思議な体験、斬新でよかったです。
会場に、梨氏の本が売っていたので思わずそれも勝手しまいました。
またこういうイベントがあったらぜひいってみたいと思いました。
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Posted by admin on 2024年7月4日
「Wikipedia文学」と呼ばれるものがあることを知っていますか?
読み始めると、思わず引き込まれてしまうような優秀なウィキペディアの記事をそう呼ぶそうです。
たしかに、事件だったり小説だったりをきれいにまとめてあるウィキペディアの記事は長文で、情報量も多く、それでいて読みやすくまとまっており思わずじっくり読んでしまうことが多いです。
そんな中で、とくに優秀な3つの記事を「Wikipedia三大文学」と呼んでいるようです。
Wikipedia三大文学は「八甲田雪中行軍遭難事件(1902年に起きた世界最大規模の山岳遭難事件」、三毛別羆事件(1915年に発生した日本史上最悪のヒグマによる事件)、地方病 (日本住血吸虫症)と言われています。
実はこの3つの事件を題材にした小説があります。
八甲田雪中行軍遭難事件:「八甲田山死の彷徨」(著:新田次郎)
三毛別羆事件:「羆嵐」(著:吉村昭)
地方病:「死の貝 日本住血吸虫症との闘い」(著:小林照幸)
です。
2024年4月になんと新潮社が「Wikipedia3大文学フェア」を展開しました。
これらWikipedia三大文学となる上記3冊を並べて販売したんです。
「八甲田山死の彷徨」と「羆嵐」についてはベストセラーなので手に入れようとしたら、すぐに手に入るのですが「死の貝」は絶版であり入手が困難だったようです。
それでこの「Wikipedia3大文学フェア」で文庫化され、重版までかかったようです。
なんかドラマチックですよね。
絶版だった小説がこうやって文庫になって売れ続けるなんて。
実はわたしも「死の貝」だけは読んだことないので、今度読んでみようと思います。
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Posted by admin on 2024年6月4日
ようやく、落ちつてきたのでここに文字で残して置こうと思います。
実は、この前大学病院で親知らずの抜歯をしてきました。
上下二本抜きというのと、下の歯が横向きに生えているので切開やら骨を削るちょっとした手術みたいな感じだったので、静脈内鎮静法という眠っている間におわる麻酔をつかって抜歯をしてもらいました。
お陰様で、抜歯の恐怖や痛みはなく、意識が戻ったときには抜歯は終わっていました。
これで一安心……と思ってました。歯を抜くことが一番の恐怖だと思っていたので。
抜歯が痛いなんてことを言ってるひともいたけど、痛み止めもたくさんもらってるしそれでなんとかなる、そう思っていました。
抜歯直後からちょっとした痛みは感じていましたが、痛み止めで全然耐えることができていました。
抜歯後はゆっくり体を休めなきゃと、いえでのんびり読書をしてすごしました。
異変があったのは抜歯二日目の夕方あたりからです。尋常じゃない痛みに変わり、慌てて痛み止めを飲みました。
痛み止めを飲んでもそこそこ痛い、そして2~3時間で切れてまた激痛へ。
頂いた痛み止めは1日3回、6時間おきに飲むようにといわれてましたが、とてもじゃないけど6時間あけるなんてことはできませんでした。
もう読書なんてとてもじゃないけど無理です。本を見てても内容が頭に入ってきません。
地獄のような痛みを一週間、痛み止めを飲み続け、ようやく抜糸のときに先生にみてもらいました。このときはきっと、炎症がおきてしまっているので抗生物質かなんかもらえば落ち着くだろうなんて思ってました。
しかし炎症は起きておらず、ドライソケットというものになっていました。
かさぶたができて、それから肉がついて徐々に回復していくようなのですが、そのかさぶたがうまくできず骨がむき出しになっているみたいな状態でした。
つまり、きれいに自然回復するまではこの痛みとまだ戦わなきゃいけないとのことでした。
追加で痛み止めをいただき、耐えること二週間…ようやく痛みが落ち着いてきました。
本当は一回で終わらせたくて反対側の下の親知らずもぬいてもおうと思ってましたが、術後つらいでので一ヶ月あとにしましょうと提案いただいてました。
その提案は正しかったです。
また2週間後に親知らず抜歯が待っていますた。またドライソケットになったらととても恐怖を覚えます。
無事、回復してくだだい……お願いします!
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Posted by admin on 2024年5月2日
あっという間に1年の3分の1が終わり、早くももう5月です。
5月のビッグイベント(?)といえばゴールデンウイーク。社会人の方の中には中日にお休みをとって4月27日からの長期休暇にしてるかたもいらっしゃるのではないでしょうか。
私はお休みをとってはいないものの、ゴールデンウイークの前半はゆったり本を読んで過ごしました。明日からの連休も室内で過ごすか、日差しに負けずお出かけするか迷います(笑)
さて、そんな連休の中に「こどもの日」ってありますよね。男の子のいるおうちだと、鯉のぼりや兜を飾ったりすると思います。でも「端午の節句」とも言いますよね。うん?なんで二通りの名前があるんだろう?同じものを指すんだよね?と思ってましたが大勘違いでした(笑)
端午の節句は元々中国の伝統行事で奈良時代に日本に伝わってきました。中国の戦国時代の王の側近が5月5日に川に身を投げたのですが、彼を慕っていた者たちが、遺体を魚が食べないように、とちまきを川に投げたことに始まり、それが友人や親せきにちまきを配るようになった風習がその由来です。
日本で男の子の成長を祝うようになったのは鎌倉時代から。菖蒲の葉が刀の切っ先に似ていることや、「菖蒲(しょうぶ)」が武事・軍事を尊ぶことを意味する「尚武」と同音であったために端午の節句が男の子の節句、となったとのこと。
一方こどもの日ができたのは1948年と、端午の節句に比べるとだいぶ最近(笑)
この日は「子供の人格を尊重し、幸福や健康を願うと同時に母親に感謝をする日」として、国会によって祝日法の交付により制定されました。
5月5日になった理由は、端午の節句が上記の通り子供のための伝統行事だったことと、北海道や東北などはまだそれより早い時期だと寒いから、なんて理由もあったようです。今年はだいぶ暖かいですがね……(笑)
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Posted by admin on 2024年4月3日
桜は本当にきれいですよね。
日本人なら誰もが大好きな桜、けどきれいだなと想像する桜っておそらく満開とかきれいに花が咲いているときではないでしょうか。
桜は、季節的な雨や風ですぐに花が散って、葉桜になってしまいやすいです。
葉桜がきれいではないと思いませんが、なんとなく散ってしまった物悲しさを感じます。
葉桜といえば……
歌野晶午さんの「葉桜の季節に君を想うということ」という小説をご存知でしょうか?
歌野晶午さんは数々のミステリー作品を生み出した、日本のミステリー作家です。
たくさんの作品がありますが、代表作といっても過言ではないのがこの「葉桜の季節に君を想うということ」ではないでしょうか。
結構ボリュームのある本ですが、読みやすい上におもしろくてあっという間に読み終えてしまします。
最後にとんでもない仕掛けがあって、度肝を抜かれます。二度読み必至です。
ほんのタイトルはすごく詩的で美しいのに、冒頭がいきなり男性が出会い系でひっかけた女性とのけだるい事後からはじまるのも度肝を抜かれました。
え?こういう感じなの??って(笑)
読み終えたあと、なんでこのタイトルだったんだろうというのが、あとがきに書かれています。それがとても素敵なので、ぜひ読んでいただきたいなと思います。
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Posted by admin on 2024年2月21日
わたしは歯医者さんがとても苦手です。
調べたら、「歯科恐怖症」というのがあるようで、どうやらそれに該当するのかもしれません。
いい年した大人のくせにと思う人もいるかもしれません。正直わたしも恥ずかしいなと思っています。
けど調べたら、大人でも歯科恐怖症の人って結構多いみたいです。
過去、歯医者さんで痛い思いをしたり、怖い思いをしたことにより、それがトラウマとってしまうことが原因のようです。
わたしが子供の頃の歯医者さんって、痛いところが多かった気がします。
今は痛みを極力なくすように工夫がされており、麻酔も表面麻酔をぬったり、麻酔を温めたりととても丁寧にしてもらえるので昔とくらべてかなり痛みがないように思えます。
けど、昔は今よりも針が太かったり、上記のような工夫もされていないからとにかく麻酔が痛い。また麻酔がまだ効いてないうちから歯を削るもんだから痛くて痛くて…。
だから今、麻酔は平気だけど歯を削られると、また急に痛みがくるのでは?と思って身構えてしまいます。
怖くて歯医者に通えないというほどではないですが、未だに過去のトラウマがあって治療中痛くないとはわかってても怖くて怖くてたまらないです。
気を紛らわせようと、待合で大好きな小説を読んで心を落ち着かせようとしても全然内容が頭に入ってきません(笑)
また明日も歯医者です……頑張ります!
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