受け入れられない『盛者必衰』
Posted by admin on 2014年8月2日大好きなアニメが再放送されているのを偶然見つけて、見ています。バトルもののアニメなのですが、最強とうたわれたヒーローが力を失ったりもして、昔古文の授業で習った「盛者必衰」の言葉を思い出しました。それが当然のことだとしても、強いものは強いままであってほしいと思ってしまいます。だからどんな作品にしろ、晩年というのは苦手だし、そういう、強い人が力を失う話の場合、シリーズものであっても読まないで飛ばしてしまうことすらあります。愛読書の『ゲド戦記』も、後半は一度しか読んでいません。『ハリー・ポッター』のシリーズも、大好きだった登場人物が亡くなってしまった時点で、読むのをやめてしまいました。DVDボックスを買うほど好きなアニメも、晩年を描いた場面は見ていません。こわいんでしょうね、力を失う、弱くなっていく姿を見るのが。たかが作り話なのに、とは思います。切ない部分も受け入れてこそ、作品の深さがわかるのだろうとも。でも、見る見ないは本人の選択だと思うと……避けてしまうんですよね。いつか、読む気持ちになったら。『ゲド戦記』も『ハリー・ポッター』も件のアニメも、見てみようと思います。その時まで、本やDVDは大切にとっておきます。